ネットショップ新聞 2019/7/4号

基本を復習!売れるランディングページの作り方!

 

こんにちは!アイ・オーダーの近藤でございます。
 
7月4日は「7(な)お4(し)」ということで、和服・洋服直しの日だそうです。
いろいろな記念日があるものですね。
 
▼7月の情報・記念日一覧はこちら!

 
そこで、今号のネットショップ新聞では、ランディングページの作り方を、今一度見直してみたいと思います。
 
 

1 ランディングページとは?

 
ランディングページ(以下LP)とは、その名の通り「着地ページ」のことです。
例えば広告やトップページ等のバナー等から誘導して、リンクした先のページのことを言います。
 
ネットショップにおいては、一般的には、広告やバナーで売りたい商品を宣伝して、そのリンク先では、その商品を詳しく紹介した、ロングページを指すことが多いと思います。
 
 

2 ランディングページには何を載せるの?

 
広告やバナー等で、「こんな商品があるから見てくださいね!」と宣伝をしているので、もちろん、その広告内容に合わせたページでないといけません。
「今だけ送料無料」と記載したバナーで誘導しておいて、クリックした先の商品ページが送料無料設定になっていなければ、騙されたと思われてしまいます。
 
広告でユーザーの興味や関心を与えているので、その期待に応えた内容で、ページを作らなければいけません。
 
わざわざ広告やバナーで目立たせて、ユーザーを誘導する商品です。
何らかの特徴があって誘導している商品だと思います。
 

 
例えば、以下のような価格や条件等で優位性のある商品の場合や、
 
1. 通常時よりも値下げしている
2. ランキングで1位を獲得した
3. 希少商品を○個だけ数量限定販売
4. 季節もので○日間だけ期間限定販売
5. 大量仕入れにより大幅値引き
6. ポッキリ価格のお試しセット ・・・等

 
以下のように、特に自信のある商品や、競争力があると思われる商品の場合もあると思います。
 
7. そのお店で一番人気の商品
8. 店舗側で最も推していきたい商品 ・・・等

 
ユーザーは、広告やバナーを見て、上記のようなアピールポイントに魅力を感じてクリックしています。
LPでは、これらの情報+さらに「買いたい」と思ってもらえう為の詳細情報を掲載する必要があります。
 
詳しい情報、もっと伝えたい情報は、店舗様で持っていますよね?
しかし、それらをただズラズラと書き並べても、わかりにくいLPになってしまいます。
 
たくさんの情報を、ユーザーにとって見やすく、買いたいと思っていただけるように誘導するには、どのような構成でLPを作れば良いのでしょうか?
 
 

3 「興味」→「購入」への流れを想像してみよう!

 
購買行動の基本概念として、いろいろな考え方があります。
例えばAIDA(アイダ)AIDMA(アイドマ)等が、消費者の購買行動を考える上で用いられます。
 
今回は、AIDAの順番で、LPの構成を考えてみましょう。
AIDAとは、消費者が購買に至るまでの状況を表す言葉の頭文字です。
 
●A:Attention(注意喚起) 
まずは注意を引いて、このページ(商品)の詳細をもっと見たいと思わせる、一番最初の大事な工程です。
食品ならシズル感たっぷりの魅力的な写真を掲載したり、価格的な優位性があるのであれば「○%OFF」「ポッキリ○円」のような文字情報でも良いと思います。ユーザーが最も目を止めるような情報を掲載しましょう。
 
●I:Interest(興味関心)
このページを見ようとスクロールしたユーザーが、より興味を持つような情報を載せましょう。
素材へのこだわりや、メーカーの歴史や伝統、モデル着用の写真を複数載せるのも良いかもしれませんね。
ユーザーに「この商品、いいかも」と思っていただけるような興味を与えましょう。
 
●D:Desire(欲求)
「この商品が欲しい!」と思っていただく工程です。
 
購入の決め手となる、ユーザーの背中を押すような情報を掲載すると良いのではないでしょうか。
例えば、今を逃したら買えなくなる(期間・数量等限定)アピール、メルマガ読者だけへの限定案内(優越感)をアピール、既購入者の満足度の高いお客様の声等、欲しい気持ちをより高めて決定に至る誘導をする等。
 
または、購入を躊躇する気持ちを解消するような、情報も良いかもしれません。
メガ盛り食品の場合、消費期限内に使いきれるかの心配から、購入を躊躇するユーザーがいると想定して、後々使いやすい冷凍方法や、ご近所や職場で配りやすい包装状態等を情報として与えると、心配が解消されて、「それなら買いたい」となるかもしれません。
 
●A:Action(行動)
ネットショップの場合、最終的なアクションは「買い物かごボタンを押す」だけでなく、「注文を確定する」までです。
商品の魅力が十分に伝わっても、買い物かごボタンの場所がわかりづらいとか、決済・配送方法で不安を与えてしまうと、最終決定に至らないですよね?
注文確定後何日で到着予定、送料が○円等、明確で解りやすく情報提供して、迷いなく購入決定していただけるように配慮しましょう。
 

 

4 小技!ポジティブ表現に変換して魅力度アップ!

 
お得な商品をアピールする場合、ネガティブな情報も掲載が必要な場合がありませんか?
例えば、訳あり商品はまさにそうだと思います。安く販売できる「訳」があるから、お得なんですよね?
 
それをそのまま「余ってしまったサイズだけ値引きします」と表現すると、ユーザーに与える印象がネガティブになってしまいます。
「余ってしまったサイズ」だと売れ残った悪いイメージになりますが、「24.5cm、26cm、26.5cmの方だけのラッキー!」と言われたらポジティブな印象になりませんか?
箱潰れの場合も「箱が潰れているので割安です」だとネガティブな印象ですが、「ご自宅用なら断然お得!箱潰れだけで中身は同じ!」と表現すれば、ポジティブですね。
 
販売において、マイナス面を感じさせる条件や制限がある場合でも、ページ上には載せなければいけない情報があると思います。そんな時はポジティブ表現を意識して、ユーザーに「掘り出し物を見つけた!」と喜んで購入決定していただけるような見せ方を演出してみてはいかがでしょうか?
 
 

5 その他の構成案、いろいろあります!

 
今回はAIDAの構成順を紹介しましたが、AIDMAの場合は「M:Memory(記憶)」があります。Action(購入)の前に一旦記憶して、他の商品と比較検討するような工程です。
ネットショップの場合、簡単に他店と比較されてしまうので、常時競合店舗の販売価格をチェックして価格的に優位にしておくとか、このお店で買うメリット(包装、取り置き、次回購入時クーポンの配布等)をアピールして、比較負けしないための対策と情報掲載が必要です。
 
AIDCASでは「C:Conviction(確信)」「S:Satisfaction(満足)」があります。 
Cの部分で不安を解消して買っても大丈夫と思わせるようにしたり、Sの部分で購入したらどんなに満足できるかを想像していただけるような、使用例の写真や満足度の高い声を載せると良いかもしれませんね。
 
他にも、PASONAの法則、BEAFの法則等、考え方はいろいろあります。
ユーザーの購入に至るまでの行動・心理等を元に考えられた様々な法則はありますが、お店や商品によって、当てはめる内容や写真はそれぞれで異なります
情報の並べ方・見せ方を考えるのが難しいとお考えの方は、これらの法則を元に、皆様のお店ならではの、魅力的な売れるLPを作ってください!